研究成果の概要 |
乳幼児健診等で発達障害の可能性を危惧された「気になる子ども」と育児者に対する、保健師の家庭訪問等の個別支援の特質を検討した。熟練保健師7名による個別支援過程において、保健師の意図302件、保健師の行為1,575件を記述・内容分析し7分類45項目に統合した。また全国市町村1,650の母子保健担当保健師に質問紙を郵送し、実践者の意見を把握した。740件(45.8%)回収し、各項目で「自分もよく実施する」「実施したことがある」の回答者80%未満が16項目、「非常に重要と思う」「重要と思う」の回答者90%未満が2項目と概ね支持され、早期対応・虐待防止のための指針案として提案できる可能性を確認した。
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