全国シルバー人材センター管理者に会員の健康管理等に関する実態調査を実施した。シルバー保険や入会時の健康自己申告書、労働中の事故、熱中症の予防は多く、反面、健康診断の受診勧奨や健康状態の把握の年度ごとの更新や健康教室等の実施は前者を下回った。また、約3割は会員の自主的な健康づくり活動があった。地方農村部のセンターで会員の自主的な健康づくり活動を計画し決定までの団塊世代を中心としたグループのプロセスを分析した。結果、当初は会議の運営に関わる不安や戸惑いがあり、その後、疑似体験を通し将来起こりうるかもしれない病気や介護への備えの必要性に目を向けるようになり、それを踏まえた計画がすすめられていた。
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