旧農村地域の向老期から老年期の世代を対象に、自分や地域の健康づくり活動参加者が「地域への愛着」を形成するプロセスを探究することと、地域への愛着を測定する尺度を開発することを目的とした。 健康づくり活動グループメンバーのインタビューデータから、「地域への愛着」は、自分が住んでいる地域に《そこで暮らす生活》と、その地域に住む《人とのつながり》との相互作用によって育まれていく循環的な螺旋構造をもつプロセスを見出した。さらに、『つながる安心』『わきおこる地域・人への思い』『かけがえのない地域』の3因子15項目からなる地域への愛着を測定する尺度を開発した。
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