研究課題/領域番号 |
24593439
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
松枝 睦美 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (30347653)
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研究分担者 |
三村 由香里 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (10304289)
上村 弘子 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (40555348)
高橋 香代 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (60163250) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 救急処置 / 養護教諭 / 現職研修 |
研究実績の概要 |
平成25年度に作成した現職研修プログラムの到達度・満足度調査をもとに,研修プログラムの洗練化を実施した。その結果,観察を実施する,事例展開の2段階演習を実施した後,指導者による再度の展開と場面の説明,手技や判断へのコメント等の評価を実践と連動させることで,自己評価が高くなる傾向にあった。さらに,複数回のプログラムによる実践力の定着化,事例検討会などによる判断力とその場で実施可能な対応力を向上できるための参加者の特性にあわせて多様なプログラムの準備が必要といえた。つぎに,現職研修プログラムをもとに,養成教育における教授内容を洗練化し教職実践演習を実施した。養護実習や教職実践インターンシップにおける学生の経験や模擬事例を用いて,その内容別にエマルゴトレーニングシステムを用いた判断と対応の根拠の説明と演習を実施した。その結果,養護実習やインターンシップにおける経験の客観視が可能となること,模擬事例による重症例の実践が可能であることなど疑似体験が可能となったことや,自分のすべきことが明確になることで救急処置の校内連携の視点をもつことができる判断と対応力の獲得につながるプログラムを構築でき,本研究の成果を得ることができた。
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