研究課題/領域番号 |
24593448
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 新潟県立看護大学 |
研究代表者 |
平澤 則子 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (60300092)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 地域看護 |
研究概要 |
本研究は,社会的要因であるソーシャル・キャピタルに着目し,個人レベルのソーシャル・キャピタルを豊かにすることは,自分らしく生きることを望む患者と家族の対処方略を促し,生活満足度を高めるという作業仮説に基づく実証的研究である.平成24年度は,在宅難病患者と家族のソーシャル・キャピタルを時系列にとらえ,ソーシャル・キャピタルの蓄積・減少・資源(格差)の変化と生活満足度との関連を明らかにするためのパネル調査設計と調査票を作成した.難病患者家族の生活満足度に影響を及ぼす要因として個人のライフイベントを構造的・文化的要因に整理し,ライフコースアプローチによる分析方法を導くことができた.第1回調査は平成24年8月から平成25年1月の6か月間で実施予定であったが,調査協力機関との調整が遅れたため1年延期することとした.平成25年度に予定している集団レベルのソーシャル・キャピタルの実態調査に向けて,A県内の神経難病患者家族会に研究協力を依頼し内諾を得ることができ,調査の準備に入っている.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
第1回パネル調査は成24年8月から6か月間で実施予定であったが,調査協力機関との調整が遅れたため1年延期することとした.平成24年8月1日からの調査開始を予定し関係機関に協力依頼をしてきたが,特定疾患医療受給者証の更新手続き等の時期と重なり保健所等の負担が大きいことから,時期を変更することとしたため.
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今後の研究の推進方策 |
第1回パネル調査は,平成25年10月から6か月間で実施予定である.また,平成25年度に計画している集団レベルのソーシャル・キャピタルの実態調査は,患者家族会会員を対象として郵送質問紙調査を,患者家族会役員を対象にグループインタビューを行う. 本研究は5回のパネル調査を計画していたが,4回に変更せざるを得なくなった.5回目については,調査間隔が短くなるが研究終了年度の年度末に実施予定である.
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次年度の研究費の使用計画 |
第1回パネル調査及び患者家族会会員への郵送質問紙調査のための切手代,患者家族会役員を対象としたグループインタビュー調査のための旅費,謝金,学会参加のための旅費など使用予定である.なお,当初パネル調査の対象は500人を予定していたが,研究参加者の途中抜け落ちも考えられるため増やす方向で調査協力機関に依頼している.
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