研究課題
基盤研究(C)
本研究は平成24年度にA医療圏内の退院支援の課題を明確にし、25~27年度は、看護職者の知識・意識・実践能力の向上を目指す「退院支援研修プログラム」を考案し、モデル医療機関で試行した。研修参加者は、大学での講義・ワークショップの受講、訪問看護ステーション・退院支援担当部署等の実地研修後に、自部署での退院支援の実践・事例検討に取り組み、1年後のリフレクションで自身・自施設の退院支援の課題を明確にした。成果把握のためのグループインタビューにより、当該プログラムの試行は、利用者の意思を尊重し、退院後の生活を見据えた計画的支援が実践できる看護職者の人材育成につながることが確認できた。
地域基礎看護学