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2013 年度 実施状況報告書

島しょ看護学教育内容の体系化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24593456
研究機関沖縄県立看護大学

研究代表者

野口 美和子  沖縄県立看護大学, その他の研究科, 名誉教授 (10070682)

研究分担者 春山 早苗  自治医科大学, 看護学部, 教授 (00269325)
山崎 不二子  福岡女学院看護大学, 看護学部, 教授 (20326482)
北村 久美子  旭川医科大学, 医学部, 名誉教授 (40292130)
石垣 和子  石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (80073089)
大湾 明美  沖縄県立看護大学, その他の研究科, 教授 (80185404)
前田 和子  沖縄県立看護大学, その他の研究科, 教授 (90190298)
キーワード島しょ / 看護教育 / 教育プログラム
研究概要

本邦の文献から整理した「島嶼看護」の島嶼看護教育体系化のための教育内容の枠組みとして、①島しょ論 ②島しょ知育の健康問題と解決する方法 ③島しょ看護上の問題(課題)と支援方法 ④離島診療所・医療機関・医療 ⑤多職種連携・協働連携 ⑥遠隔通信機器の活用 ⑦地域文化看護論 ⑧島しょ看護論 ⑨島嶼看護能力・資質 ⑩島しょ看護職 ⑪島しょ看護管理 ⑫島しょ看護教育 ⑬島嶼看護研究方法と課題 ⑭国際島しょ看護の14が挙がった。これらを、日本ルーラルナーシング学会に「島しょ看護学の教育内容の枠組み」を発表し、会員有志からの意見も聴取し、看護学教育の各レベル(学士課程・博士前期課程・博士後期課程)の教育目標に照らした教育内容の体系化を図った。①島しょ論の教育内容は、学士課程のみは〈若者の流出と高齢者世帯の増加〉〈島の強みを活かしたセルフケア〉〈地縁による助け合い〉〈高齢者・障害者への偏見〉〈残された美しい自然〉〈固有の伝統文化〉〈保ちにくい匿名性・プラバシー〉〈島の不利性〉の8項目であった。学士課程と博士前期課程での教育内容は、〈情報共有による地域づくりへの参加〉〈住民の自立性と自律性〉〈島への愛着の形成と生活満足度の高さ〉〈公務員・島外居住者の一体感による協力〉〈保健・医療・福祉サービス、専門人材確保困難とその対策〉〈拡大する専門職の影響・役割・責任〉の6項目であった。学士課程・博士前期課程・博士後期課程での教育内容は〈住民の多面的役割、多面的協力〉〈島の持つ包括性〉〈島の有利性〉の3項目であった。②から⑭の教育内容を同様に体系化した。14の教育内容の枠組みのうち、12の教育内容は、重みづけは異なるが学士課程・博士前期課程・博士後期課程に広がっていた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究の目的は島しょ看護教育の体系化に向けて、島しょ看護の実践と研究に必要な教育内容を探究確定し、看護学基礎教育としての看護学士課程、看護学の高度実践者育成としての博士前期課程、そして看護学の教育者・研究者を育成する博士後期課程のそれぞれの教育プログラム立案に資することである。平成25年度の研究計画は、看護学の各レベル(学士課程、博士前期課程、博士後期課程)の教育目標に照らした教育内容の体系化であった。本年度は、島しょ看護教育体系化の検討のための枠組みを発表し、ルーラルナーシング学会会員有志から意見を聴取したうえで、教育内容の体系化ができたことから、おおむね順調に進展していると評価した。

今後の研究の推進方策

次年度の研究計画は、看護学の学士課程、博士前期課程、博士後期課程の島しょ看護学教育プログラム(案)の提示である。
平成25年度の教育内容について、研究者会議で検討を行い、完成度を高める。また、日本ルーラルナーシング学会に、研究成果「島しょ看護学の教育内容の体系化」を発表する。

次年度の研究費の使用計画

ルーラルナーシング学会有志による意見聴取は行ったが、専門家会議を今年度に延期したため、次年度使用額が生じている。
専門家会議を開催するための旅費、謝金に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 島嶼看護学教育内容の体系化に関する研究2013

    • 著者名/発表者名
      野口美和子、大湾明美、北村久美子、春山早苗、山﨑不二子、石垣和子
    • 学会等名
      ルーラルナーシング学会
    • 発表場所
      石川県
    • 年月日
      20131013-20131014

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公開日: 2015-05-28  

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