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2014 年度 実績報告書

電解微酸性水による拘縮手の手浴が皮膚上有機物に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 24593493
研究機関石川県立看護大学

研究代表者

中田 弘子  石川県立看護大学, 看護学部, 講師 (70551167)

研究分担者 小林 宏光  石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (20225535)
田村 幸恵  石川県立看護大学, 看護学部, 助教 (20336605)
川島 和代  石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (40157855)
三輪 早苗  石川県立看護大学, 看護学部, 助手 (40457891) [辞退]
中嶋 知世  石川県立看護大学, 看護学部, 助手 (60638732)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード拘縮手 / 手指洗浄 / 微酸性電解水 / 清潔ケア / ATP拭き取り検査法
研究実績の概要

平成24年度は、臨床での介入型実験研究を実施するための基礎データを得ることを目的に、微酸性電解水を用いた手部温浴ともみ洗いを併用した温浴の衛生効果を検討した。健常な18-22歳の女性12名を対象者すべてに、水道水と微酸性電解水による温浴、それぞれもみ洗いを加えた温浴を実施した。手部の汚染度の客観的評価としてATP拭き取り検査法を用いた。結果、微酸性電解水と水道水の温浴による汚染度の低下には有意な差はみられなかった。もみ洗いを加えた場合では、温浴のみに比べ有意な汚染度の低下がみられた。本研究成果は「微酸性電解水を用いた手部温浴の衛生効果」として第7回看護学術学会学術集会で発表した。
平成25年度は、微酸性電解水を用いた清拭の衛生効果を客観的に検証した。健常な成人女性37名を対象に、4条件の清拭(水道水、微酸性電解水、泡あり石鹸、泡なし石鹸)を実施した。皮膚汚染度は各清拭前後に測定した。清拭後は4条件ともに皮膚汚染度の有意な低下がみられたが、条件間に有意な差はみられなかった。主観的には微酸性電解水を用いた清拭が潤い感があったの回答が最多であった。本研究の成果は「微酸性電解水を用いた清拭の衛生効果」として第8回看護実践学会学術集会で発表した。さらに平成25年度は、脳血管障害患者の入浴介助時の手指洗浄に微酸性電解水を併用する効果を客観的に明らかにした。療養型医療施設で入浴介助が受けている65歳以上の高齢者17名すべてに、石鹸と温湯を用いた手指洗浄とその洗浄後に微酸性電解水のかけ流しを加えた手指洗浄を実施した。手指汚染度と皮膚pHを、入浴前後と入浴後1‐3日目の計5回測定した。結果、皮膚pHは有意な酸性化がみられたが、手指汚染度には有意な効果は得られなかった。本研究の結果は「脳血管障害患者の拘縮手の洗浄における微酸性電解水の効果」として、現在、看護学術学会誌へ投稿中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 微酸性電解水を用いた清拭の衛生効果2014

    • 著者名/発表者名
      横川智子、中田弘子
    • 学会等名
      第8回看護実践学会学術集会
    • 発表場所
      石川県七尾市
    • 年月日
      2014-09-13

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公開日: 2016-06-01  

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