研究目的は、老人ホームや在宅で高齢者ケアに携わる看護職と介護専門職者(福祉職)に必要なスピリチュアルケア教育の検討である。関連内容のテキストを分析し、終末期ケアに関する30項目の教育内容を含む質問紙を作成し全国調査を行った。1464名(有効回答1370:看護職627、福祉職743、看護教員53、福祉職養成大学教員41)から回答を得た。スピリチュアルケアについて学校で学んだ率は、看護職14.0%、福祉職5.9%と少なかった。70%以上が学校での教育が必要としたのは21項目と多かったが、それらは大学では十分教育されておらず学習ニーズと一致していなかった。教育のあり方を再考する必要性が示唆された。
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