研究課題/領域番号 |
24593512
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
武用 百子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 講師 (00290487)
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研究分担者 |
池田 敬子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 講師 (60331807)
山本 美緒 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 助教 (40638128)
鈴木 幸子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (60285319)
志波 充 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (50178894)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 国際情報交換 |
研究概要 |
平成24年度計画では、【フライトナースの精神の健康状態に影響する因子を検討する】ために、アンケート調査用紙を作成し、調査票を発送することであった。そのため1部のフライトナースを対象にアンケート調査のプレテストを行ない、現在アンケート内容について最終修正し、発送予定である。アンケート調査結果については、平成25年度に統計処理することとした。 また、本研究の目的は「フライトナース・サポートシステムを構築」し、心的外傷の形成を予防するための心理教育を導入する予定である。そのため、アンケート調査と並行し、カナダ、バンクーバーにある、University of British Columbia hospitalで実施している心理教育の内容について学んだ。 University of British Columbia hospitalでの心理教育には、主に抑うつ気分に対するアプローチが主で、認知行動療法的な手法とChange Wayという手法を用いていた。その目標は、ストレスに対し癒しや内的な安定を得る方向に進むためには、自分自身が意識的に努力することであり、自分を悩ませているストレスや痛みと”うまくつきあっていく方法”を学ぶという手法である。それは、当然フライトナースのストレスを低減することにも導入可能であり、今年度学んだ手法を取り入れて独自心理教育の検討を平成25年度に重ねていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成24年度計画では、【フライトナースの精神の健康状態に影響する因子を検討する】ことが目的であった。平成24年度は、アンケート調査のプレテストを行ない、現在アンケート内容について最終修正し、発送予定であるという点と、アンケート調査結果については、平成25年度に統計処理するという点で、やや遅れていると判断する。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度に発送予定であったアンケート調査を実施し、データ集計までを平成25年度に行う。 さらに、平成25年度計画予定である惨事ストレス管理プログラムを導入している施設を見学し、フライトナース・サポートシステムについて検討する。その際、和歌山県立医科大学附属病院のフライトナースや管理職も含めて検討していく。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度は、平成24年度に予定していたアンケート調査に伴う費用、および物品費について、平成25年度に持越しとした。また、惨事ストレス管理プログラムを導入している施設見学に充てる費用として算出している。
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