在宅がん療養者の住民参加型生活支援システムを開発し、北海道内の都市及び郊外地域において、Mixed Methodを用いた参加型Action Researchの手法を用いて、運用、評価し、修正したシステムを提案した。 都市地域では2年6か月で一般住民への啓発・支援者の組織化・在宅がん療養者の生活支援への住民参加を果たして最終段階に達した。郊外地域では、途中の段階で、一般住民への啓発・支援者の組織化を省略し、既存のボランティアをトレーニングする手順に変更した。本システムは、人口規模と住民の互助活動の状況に応じてStepを調整することにより他地域での応用可能性を示唆できた。
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