研究課題/領域番号 |
24593529
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
小野 若菜子 聖路加国際大学, 看護学部, 准教授 (50550737)
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キーワード | グリーフケア / 訪問看護 / 遺族ケア / 死別ケア / 緩和ケア / 家族看護 / 教育プログラム / 介入研究 |
研究概要 |
本研究は、訪問看護師を対象としたグリーフケア教育プログラムを開発し、看護師の態度と知識の変化により、プログラムの評価を行うものである。訪問看護師を対象としたグリーフケア教育プログラムにより、グリーフケアの専門性を持ったチェインジエージェント(変革推進者)を育成し、所属する訪問看護ステーション等へのグリーフケアの知識の普及・啓発につなげる。また、グリーフケアの知識を持ったチェインジエージェントが横のつながりを持てるよう、看護師相互のサポート関係の構築に向けたプログラムを実施することである。これまでの研究実績は下記の通りである。 [平成24年度]先行研究、文献検討結果を基盤に、研究の概念枠組みを作成し、訪問看護師を対象としたグリーフケア教育プログラム、講義に用いる冊子、評価に用いる質問紙の作成をすすめた。 [平成25年度]研究計画書を所属大学研究倫理委員会に提出し承認を得た。その後、東京近郊の訪問看護ステーションに、研究参加の案内を郵送し、研究参加者の募集を行った。プログラムは、平成25年10月~平成26年2月、計7回実施し、計114名の看護師が参加した。プログラムは「地域看護職が行うグリーフケア」と題して、1回につき3時間、内容は講義、グループワークであった。評価はプログラム前後、1ヶ月後、3ヵ月後にアンケートを実施している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
教育プログラムを作成し実施することができた。
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今後の研究の推進方策 |
データ分析を行い、訪問看護師を対象としたグリーフケア教育プログラムの効果を検証し、最終的に、プログラムのモデルを完成させる。その結果は、学会発表や論文投稿、冊子・報告書の作成・配布等により、本研究結果の公表を行い、普及・啓発に努める。
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次年度の研究費の使用計画 |
データ分析、学会発表や論文投稿、冊子・報告書の作成・配布等により、本研究結果の公表を行い、普及・啓発に努めるため。 ・データ入力の委託・文献の購入・冊子・報告書の作成(印刷費、委託費)・郵送料,等
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