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2013 年度 実施状況報告書

維持期リハビリテーションを促進する車いす使用高齢者の姿勢アセスメント指針の検討

研究課題

研究課題/領域番号 24593536
研究機関防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究

研究代表者

横山 悦子  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 病院, 准教授 (40329181)

研究分担者 小長谷 百絵  昭和大学, 保健医療学部, 教授 (10269293)
佐伯 由香  愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70211927)
キーワードWheelchair / Sitting posture / Maintenance phase / Elderly
研究概要

車いす使用高齢者の座位姿勢を数値化し生理的影響を分析し、姿勢アセスメントの指針をより具体的にするための研究計画のうち、24年度に計画していた施設における車いす使用高齢者の座位姿勢の特徴を明らかにするための実態調査が進められず、25年度は施設への研究協力依頼、使用する計測機器の検討をするまでとなった。全体としては、具体的な計画立案に時間がかかり、非常に多忙な業務のため、施設との調整も滞ってしまい、計画とおり調査を行うことができなかった。
自律神経の計測には、昨年Biologの代わりにBACS- Advanceを検討したが、姿勢の影響の少ない耳朶での計測ができるものを購入することができた。
姿勢計測機器の検討では、姿勢解析ソフトrysisが静止の写真から座位姿勢角度を解析するものであり、動きのある状態の計測には向かないことから、24年度にはビデオ撮影から動きを解析するソフト(ダートフィッシュ)も検討したが、高額であること、精密さの保証がどれだけあるのか確認できないなどから、その他の可能性を検討した。姿勢解析ソフトrysisの開発者から、キネクトを使用して動きを計測するソフトを使用させていただけることとなった。現在、これらを使用して研究計画を整えているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

24年度に計画していた施設における車いす使用高齢者の座位姿勢の特徴を明らかにするための実態調査が進められず、25年度は24年度に予定していた施設への研究協力依頼、使用する計測機器の検討をするまでとなった。全体として、具体的な計画立案に時間がかかり、非常に多忙な業務のため、施設との調整も滞ってしまい、計画とおり調査を進めることができなかった。

今後の研究の推進方策

25年度は計測機器を検討することができたが実際に研究の内容を進めるには至らなかった。26年は現実的に実行可能な研究計画を立て直し、進めていきたい。
また、これまで予定していた車いす使用高齢者の座位姿勢を数値化し生理的影響を分析するという研究計画を進めようとする場合、研究倫理審査で承諾を得るまでに検討が必要である。高齢者を対象にした研究に取りかかる前に、ケアを行っているスタッフへの調査ができれば、姿勢アセスメントの指針について知見が得られるのではないかと考える。そのため、これまでの研究計画を進めつつ、スタッフ対象の調査を視野に26年度は研究を進めていきたい。

次年度の研究費の使用計画

初年度より研究計画を予定通りに進めることができず経過してきた。昨年度は初年度に購入を予定していた自律神経計測機器を購入することができたが、会議の機会を充分にとることができなかったこと、調査を実行するまでに至らなかったことから、当初の予定額を執行することができなかった。
今年度は、研究倫理審査の承認を受け、車いす上の座位姿勢の違いによる自律神経活動を明らかにするための調査を進める。また、施設のケア提供者が車いす座位姿勢をどのようにアセスメントして姿勢援助を行っているのかについて質問紙を作成し、調査を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 腹臥位姿勢におけるリラクセーション効果について2013

    • 著者名/発表者名
      大宮 裕子, 横山 悦子, 辻 容子
    • 学会等名
      日本看護技術学会学術集会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      20130914-20130914

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公開日: 2015-05-28  

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