研究課題
基盤研究(C)
地域包括支援センター及び居宅介護支援事業所勤務の専門職を対象に実施した初老期認知症者(以下,当事者)への支援実態調査から,専門職は,当事者への支援経験の蓄積・連携体制の構築等を望んでいることが明らかになった.このためサポート・モデルとして認知症カフェ(以下,カフェ)を用い,専門職への支援を検討した.この結果,専門職は,カフェを通して①「対等な生活者」という専門職の支援姿勢が育まれる,②多職種と連携しながら支援経験を蓄積でき,自己効力感の向上につながる,③当事者の強みの発見とQOLの向上に有用,と認識していた.専門職の課題解決にカフェがサポート・モデルとして有用であることが明らかになった.
公衆衛生看護