研究概要 |
平成24年度に介入プログラムの精度を高める活動を行い,研究協力看護師の募集を行った。平成25年度に入り共同研究者との討議により,研究計画を一部変更した。当初,介入群・対照群ともに非ランダムで対象を選出することとしていたが,介入の効果をより明らかにするため,ランダムによる選出方法に変えた。研究協力看護師の募集したが,臨床現場の繁忙さなどを理由に協力が得られず,スタッフナースレベルでも家族看護介入しやすいレベルになるよう,介入プログラムの一部修正を行った。また,看護師によって介入内容に大きな差が出ないよう,介入事例毎に一冊の「ワークブック」準備し,手順に従って使用すれば一定の介入の質が担保できるよう「ワークブック」を作成した。従って平成25年度は,新たなデータ収集は行えていない。平成26年度に向けて,新たに研究フィールドの開拓を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究は,亜急性期から回復期リハビリテーションを展開する医療施設に入院中の脳血管障害患者と家族(配偶者)に対して,感情の安定化と療養生活の目標の共有化を支援する家族看護介入するものである。回復期リハビリテーションを巡っては,医療制度の変革により医療施設が経営の方向性を変更することがあり,組織自体が繁忙な状況になっている。結果看護スタッフにも余裕がなく,臨床現場において研究協力看護師を得にくい状況 になっている。研究方法を一部修正し,平成26年度には本格的なデータ収集に入るよう準備している。
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次年度の研究費の使用計画 |
臨床現場の繁忙さのため,予定していた医療施設で家族看護介入並びにデータ収集を担当する研究協力看護師の確保ができず,看護師の人件費として確保していた費用を支出できなかったため。 平成26年度は,研究フィールドの看護師を研究協力看護師として依頼せず,フリーの研究協力看護師を雇い看護介入並びにデータ収集を依頼する予定である。平成25年度の人件費は,平成26年度に依頼する研究協力看護師の人件費として充当する。
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