3年目である今年度は,提案した情報環境を広く一般に利用可能とする「基本ソフトウェア」の整備を進めた. 本システムを広く一般利用可能とするためには,ハードウェア及びソフトウェアを入手しやすく安価なものにする必要がある. 本システムのハードウェアとしては,大型液晶ディスプレイ(または液晶プロジェクタ),大型タッチパネル,制御用PC,スピーカー,パレット用センサであるが,いずれも一般の民生用品であり,入手しやすい製品である.特に,センサ機器は,近年,精度の高いものを安価で入手できるようになったため,パレットは非常に安価に開発できる.また,タッチパネルは,現在,小中学校で導入が進みつつあるスマートボードをそのまま使用すれば,新たに購入する必要はない.ソフトウェアは,初年度に開発したシステムを,今年度において,広く配布できるアプリケーションとして汎用化するための応用開発を行った.
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