LD(学習障害)やHFPDD(高機能広汎性発達障害)などといった社会性の発達において未熟のある発達障害児者に対する支援は非常に重要である。以降に我々の研究成果を報告する。 発達障害児者の実社会での状態像や特徴について学校内と家庭内の日々の行動履歴から分析し個別ニーズを把握する。コンピュータによる表情認識により発達障害児者が対面する表情の認知を支援し、表情認知のトレーニングを行うシステムを開発する。定型発達児者と発達障害児者の表情の同調に関する顔面筋の活動の分析を行い、その差異を埋めるためのバイオフィードバックを与え、発達障害児者がより自然な表情の同調のトレーニングを行うシステムを開発する。
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