本研究は、小学生の遊び環境の地域特性を明らかにし、イメージマップ(手描き地図)の質からどのように地域やまち・空間を理解するのかを考察した上で、子どもにやさしいまちづくり・地域計画に活かすことを目的としている。得られた知見は以下の通りである。1)遊びの傾向は、地域の特徴によって違いがあり、特に遊び場所の選択で顕著であった。2)イメージマップ定量化分析法AMQIM (Analysis Method to Quantify Image Map)、定量化のプロセスを QIM(Quantify Image Map)として、子どもの都市環境認知構造を明らかにした結果、地理的条件による違いがみられた。
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