研究課題/領域番号 |
24600022
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研究機関 | ルーテル学院大学 |
研究代表者 |
田副 真美 ルーテル学院大学, 総合人間学部, 准教授 (40459946)
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研究分担者 |
成田 奈緒子 文教大学, 教育学部, 教授 (40306189)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 体験活動 / 心理検査 / 認知行動療法 / 親支援 / 自律神経機能 / 生活習慣 |
研究実績の概要 |
平成医26年度はプログラムの開発を目的として、研究分担者の成田奈緒子の主催する機関子育てアクシスにて、治療教育、対人コミュニケーションの改善親子、夫婦関係の改善を目的した多くのワークを親子に実施した。研究代表者田副真美は、ゲームによって体験できる認知行動療法のツールを開発することを目的に、臨床心理学を専攻する大学院生に実施し、その感想をもとに修正を行い、現在も継続している。これまでの研究で得られた結果を講演や総説などで公開した。学会発表以外の講演は、下記の通りである。 【講演】子どもの心と生活習慣-疲れない心とからだをつくる- 西東京市立向台小学校 2014.11.1、こころの問題を抱える子どもと家族支援:多問題家族、埼玉県子どもの心の地域子育て支援事業研修会、2015.1.18、イライラの消しゴム 子どもを怒ってしまう前に:元気の素を引き出そう~体内時計と生活リズム~平成26年度貫井北分館成人学校 子育て・子育ち支援、2015.2.27。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成26年度は、教員、保健師などの専門職や小・中学校の親に対する講演において、これまでの研究結果を公開することができた。また、研究分担者である成田奈緒子は研究から得られた有用性のあるワークや治療教育を自身の機関で実施している。その効果測定については検討中である。 認知行動療法のゲームによる実施ができるツールの開発やなどを平成26年度は目的としていたが、ツールの開発がやや遅れている。そのため、学会などに公表できるデータの収集ができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年度が最終年度となるため、これまで蓄積したデータをまとめ、研究成果を学会や論文にまとめ公開していく。すでに、平成27年7月4,5日開催の日本発達障害学会発表に向けて平成25年度のデータを整理し、抄録を提出した(若林 佑子、田副 真美、成田 奈緒子 キャンプを用いた発達障害をもつ子どもの支援-;描画と心理的指標・生理的指標による2事例の検討-)これまでのキャンプに参加した子どもに対して、自己認知尺度とS-HTPを郵送にて配布し、5名のデータが得られ、現在解析中である。 また、研究代表者や分担者はともに、教師、保育士、医療関係者、一般に向けた講演活動を行っていることから、そのような場でも積極的に研究成果を公開し、実践に向けたいと考える。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成27年3月に参加したワークショップの参加費および旅費が今回の報告に反映していない。また、データが得られなかったことから、予定していた人件費がかからなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
平成27年度のワークショップ参加費および旅費が平成27年度に計上される予定である。
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