研究課題
基盤研究(C)
カロリー制限は、がんの発生を予防する方策として注目されている。しかし、成長期であるこどもの場合、カロリー制限をすることはできない。我々は、こども期に被ばくしても、成体期からカロリー制限を行うことによって、肝がん発生が有意に低減することをマウスを用いて実験的に証明した。本研究では、カロリー制限による放射線発がんの抑制メカニズムを解明することを目的とし、①突然変異検出マウス(gptトランスジェニックマウス)を用いて、被ばく後の突然変異の蓄積を解析した。②発生した肝がんにおけるゲノムや遺伝子発現解析により、カロリー制限で抑制される発がん経路の同定を行った。
放射線発がん