研究課題/領域番号 |
24603010
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
木谷 庸二 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 准教授 (10299133)
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キーワード | デザインマネジメント / 製品デザイン開発 / ネットワーク |
研究概要 |
25年度の目的は、24年度に実施した日本の事例との差異を確認するために、アジア(台湾)、欧州(イタリア、ドイツ)の事例をインタビュー調査をもとにデータ収集し、その特徴を明らかにすることであった。本年度に計画していた欧州での調査は、先方との調整が付かず26年度に持ち越すこととなったが、台湾での調査からは台湾デザインセンター(TDC)がネットワーク構築の媒介の一つとなっていることが分かった。その方法としては企業における製品開発プロセスで擬似的に外部デザイナーによるワークショップを実施させ、外部デザイナーの有効性・信頼性を示すことで、外部とのネットワークを構築させ、製品開発の初期段階からデザインを有効なツールとして取り入れることを促すものであった。これは、中国とのビジネスが多い台湾に特徴的な事例と言える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究実績の概要にも書いた通り、25年度に実施予定であった海外(欧州)での調査が、先方との調整が付かず、実施できなかったことにより、25年度に予定していた日本の事例と欧州の事例の比較が終了していないため。
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今後の研究の推進方策 |
達成度欄にも記述した通り、昨年度実施予定であった欧州でのインタビュー調査を実施できなかったので、海外の研究協力者に協力を得て、できるだけ早いタイミングで調査を実施し、日本の事例との比較分析を経て当初予定していた26年度の研究計画を実行する。
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次年度の研究費の使用計画 |
25年度に計画していた海外調査が先方との調整が付かず実施できなかったこと,及び入手予定であった調査会社の資料が発行時期により入手できなかったことによる。 25年度に予定していた海外調査を速やかに実施すると同時に、既に発行されている資料も入手し、26年度の計画を実行する。
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