• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実施状況報告書

ネットワークデザイン開発の類型とデザインマネジメント

研究課題

研究課題/領域番号 24603010
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

木谷 庸二  京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 准教授 (10299133)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードデザインマネジメント / ネットワーク / デザイン開発
研究実績の概要

26年度の目的は前年度に実施予定であった欧州の事例についてドイツ、イタリア、フィンランドにおいてインタビュー調査することであった。ドイツではUNIVERSAL DESIGN & SERVICE GmbHのThomas Bade氏、ミュンヘン工科大学・fp design・iF Design Award審査委員長のFriz Frenkler氏、ミュンヘン工科大学のFlorian Abendschein氏、Wotan Wilden氏、fp designのAnette Ponholzer氏に、イタリアではドムスアカデミーのClaudio Moderini氏に、フィンランドではAalto大学のMikko Koria氏、Toni-Matti Karjalainen氏、Salimaki氏へのインタビュー調査を実施した。
ネットワーク型デザイン開発の現状について、特に日本との顕著な違いは、そもそもネットワークを組むためのコントラクトに大きな問題があり、スムーズにネットワークを組むことが出来ていないことが判明した。民間企業同士のネットワーク化には情報の漏洩や権利の所在の問題で、特にドイツではコントラクトの段階でストップすることが多いということである。一方、そのような中で、ネットワークの媒介役としてNPOが役割を果たしていることも分かった。イタリアではその媒介役に教育機関(ドムスアカデミーなど)が機能しており、公と公、公と民、民と民の橋渡しとしての役割を担っている実体も確認できた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究実績の概要にも記載したとおり、25年度に実施予定であった欧州での実地調査を本年26年度に行い、その纏めとして更なるインタビュー調査を実施し、比較研究を行うため。

今後の研究の推進方策

1年間計画期間を延長しているので、ネットワークデザイン開発に関する比較で不足しているインタビュー調査を更に実施し、全体の纏めを行う。

次年度使用額が生じた理由

平成25年度に実施予定であった調査が平成26年度にずれ込んだため、平成25年度使用予定予算の繰越を平成26年度に行ったが、それに伴い平成26年度に実施を予定していた海外からの来訪者に対するインタビュー調査が一部残っているため(その調査で発生する文字起こしと翻訳作業費分)

次年度使用額の使用計画

発生理由で説明したとおり、調査で発生する文字起こし(テープ起こし)とその翻訳に係わる費用。及び、その纏めの費用。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Development of Business-oriented Dining Table Gas Cooktop “Full Flat Conro (Gas Cooktop)”2014

    • 著者名/発表者名
      Toshinari Sakai, Kenji Yamada, Megumu Ichikawa, Kiyoshi Okabe, Hidefumi Yamaoka, Yoji Kitani, Mikio Fujito
    • 雑誌名

      IGRC2014

      巻: No.TPI-19 ページ: No.398

    • 査読あり
  • [雑誌論文] デザイン評価モデルの開発2014

    • 著者名/発表者名
      坂本和子, 木谷庸二, 河原林桂一郎
    • 雑誌名

      Designシンポジウム2014 proceeding

      巻: 4p ページ: CD=ROM

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2016-05-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi