CTやMRIなどでミリ単位以下での断層面で撮影することが可能となったが,膨大な数の断面画像が生成されるため,画像診断では,それらを精査する医師の負担は非常に大きなものとなる.本研究では,画像診断を行う医師の視覚的・心理的な負担を軽減するために聴覚や触覚などの多感覚情報を利用する手法に関して検討した.特に,音を効果的に利用するには,診断における重要な特徴を適切に効果音として変換する可聴化処理手法に関して検討を行い,実際に画像内の医学的な特徴に基づいた効果音を提示する画像診断インタフェースを提案し,評価実験を行った.
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