研究課題/領域番号 |
24603021
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研究機関 | 下関市立大学 |
研究代表者 |
土屋 敏夫 下関市立大学, 経済学部, 教授 (10271074)
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キーワード | 感性工学 / 自己組織化マップ / 土塀 / 歴史的まちなみ / 景観 / 色彩計測 / テクスチャ |
研究概要 |
平成24年度に実施した、下関市長府地区の土塀の街なみの景観評価データおよび長府地区の土塀の色彩計測結果にもとづいて自己組織化マップによる分析を行った。OpenCVを用いて土塀のテクスチャをパラメータ化しSD評価値の関係を調査した。テクスチャの定量化にはOpenCVライブラリの画像ヒストグラムの距離を用いた。テクスチャの定量化手法の有効性を確認し、今後の課題としてテクスチャパラメータを使った感性予測システムについて検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
OpenCVによるテクスチャパラメータの抽出法とSD評価値の分析からテクスチャと感性の非常に高い相関が確認できた。学習データとして用いていない未知のテクスチャデータから感性を予測する方法について検討しているところである。景観ガイドラインと景観協定の作成については、本研究の結果を参照しつつ実施した。
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今後の研究の推進方策 |
テクスチャから感性を予測するシステムを構築すること。写真の3D化によりまちなみのVRシステムを構築することが今後の研究課題である。
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次年度の研究費の使用計画 |
一部の実験を次年度に繰り越したため。 学会参加費を旅費ではなくその他の費用として執行したため。 学会参加費として執行する。 繰り越した実験を実施する。
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