平成27年度はサウンドデザインの国際標準化に向けての研究を中心に行った。この研究で行った、サイン音の自動生成システムに関して、国内外の研究者からの意見を聴取するとともに、国際会議等でデモ発表を行い、システムの効果や改善点などの意見を収集した。また、このシステムの制作だけでなく、応用に関して、国際的な視野から検討を行った。 その結果、国際標準化においては、現在の国際的なマーケティングとの状況も加味する必要があるため、サウンドデザインのマーケティングやブランディングに関する調査も行った。 具体的には、大阪で開催された経営者のシンポジウムにおいて、研究成果を発表し、マーケティングにおけるサウンドデザインの必要性について発表を行った。また、岐阜大垣市で開催された、テクノロジーと音楽のシンポジウムPOSTにおいて、研究成果を発表し、マーケットにおける音のデザインの必要性について議論を行った。 これらの結果をまとめ、日本音響学会春季研究発表会では、音のデザインのスペシャルセッションにおいて、音商標をテーマとした企画を立ち上げ、サウンドデザインとマーケティングについて、本年度の研究報告を行い、グローバルな議論を行った。
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