今日、観光形態の一つとして定着しつつあるフィルム・ツーリズム(映画やテレビドラマなどの映像メディアの撮影地となったところを訪れ、映像の世界を追体験する観光)に関して、英国、ニュージーランド、米国の3カ国に関する国際比較調査を実施した。その結果、いずれの国においてもフィルム・ツーリズムが観光ビジネスとして確立され、各種のツアーが催行されていることや、その展開においてツアーガイドの役割が大きいことが判明した。また、フィルム・ツーリズムでは、映画等の追体験だけではなく、現地の歴史・文化や自然など、そもそも現地が有する魅力も合わせて堪能できることが継続性の鍵であることも明らかとなった。
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