研究課題
基盤研究(C)
歴史的市街地として広島県の宮島と和歌山県の高野山を主な対象として、観光周遊行動および歩行行動に関する現地調査を行い、行動の実態把握を行った。周遊行動に関しては、歩行空間が確立されている宮島においては、フェリー乗船前の来訪手段による滞在時間に有意な差が見られなかった一方、自動車アクセスが容易な高野山においては、自動車来訪者の滞在時間が短くなる傾向が見られた。また、歩行速度に関しては、沿道に店舗がある場合に遅くなる傾向が見られ、歩行者空間の賑わいとの関係が示唆される結果となった。
都市地域計画、交通計画