室内空気環境中に存在する揮発性有機化合物(VOCs)を高効率に抽出して、ガスクロマトグラフの試料注入口で熱脱着可能な新規粒子充填多層型抽出針を開発した。開発した抽出針を新築の建物中の空気中VOCsの分析に応用した。また、学校施設中の空気中VOCsの評価にも応用した。 さらに、多層型抽出針を水試料中のVOCsのパージ・トラップ分析にも応用した。そして水道水中に含まれる可能性がある多種のVOCsの同時分析および極微量カビ臭化合物の分析に成功した。 これらの技術を応用して、空気中および水試料中のホルムアルデヒド分析用の新規試料抽出細管の開発にも成功した。
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