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2015 年度 実績報告書

魚油の作用機序におけるインクレチンの役割とその分泌調節による糖尿病食事療法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 24614013
研究機関東洋大学

研究代表者

角田 伸代  東洋大学, 食環境科学部, 教授 (60337483)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードDPP4 / 糖尿病 / 魚
研究実績の概要

糖尿病および糖尿病予備軍と診断された患者の血清DPP活性および身体組成、食物摂取、HbA1cとの関連性について検討した。平成25年度に実施した24名では人数が少なく明確な結果を得ることが難しかったため、今年度は人数を増やすため、同様の研究を他病院にて実施した。今年度、研究に同意してくれた対象者は、男性12名、女性14名の計26名(今後あと1名協力予定)である。平均年齢は、男性68.0(SD 9.6)歳、女性63.4(SD 12.9)歳であった。
現在、男性9名、女性11名の調査が終了しており、5月末で全ての対象者の調査が終了予定である。食物摂取状況は順次解析を進めており現在13名分の解析が終了、DPP4活性については全ての調査が終了した後に測定する予定である。ここでは、調査、解析の終了した者についてのHbA1c、身体状況、食物摂取状況について報告する。
調査終了者の平均HbA1cは、男性6.9(SD 0.9)%、女性6.5(SD 0.8)%であった。調査終了者の身体状況について検討すると、平均BMIは、男性24.3(SD 3.9)、女性23.5(SD 5.4)であり、男女とも肥満者(BMI25以上)は4名(男性44%、女性36%)、やせの者(BMI18.5未満)は女性でのみ2名(18%)存在した。
食物摂取状況についての解析が終了している13名について検討すると、エネルギー摂取量は男性1916(SD 617)kcal、女性1958(SD 243)kcalであり、魚介類摂取量は男性59.0(SD 28.7)g、女性78.9(SD 31.3)gであった。血清DHA濃度と魚介類摂取量との相関を検討すると、R=0.674(p=0.018)と有意な相関関係を示したことから、食物摂取状況調査による魚介類摂取量の算出は妥当であることが示唆された。

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公開日: 2017-01-06  

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