細胞移植等による再生医療の実現が目の前に迫ってきている昨今、その安全性・有効性を評価するためのシステム構築が求められている。我々は生体内における移植細胞の動態を確認するin vivoレベルのシステムの構築を目指し、MRI装置と超常磁性酸化鉄微粒子等を用いて生体内で細胞動態を追跡出来るシステムを霊長類において世界で初めて樹立した。現在様々な細胞への標識にも着手するなど今後樹立した本システムを用いた安全性・有効性評価を推進する予定である。さらに本システムをこれまで霊長類に特化して構築された知見・技術と融合させ、我が国独自の再生医療評価システムとして昇華させるべく本研究を継続する予定である。
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