本研究ではまず、終末期及び看取りに関わる現場にお勤めの看護師たちにインタビューを行った(がん看護、訪問看護、循環器、透析室)。そのうえで、西村ユミの方法論に基づきここの看護師のインタビューデータごとに現象学的に分析を行い、これを学会発表、雑誌論文として発表するとともに、とりわけ『摘便とお花見 看護の語りの現象学』(医学書院)として単著を公刊した。また海外の学会発表及び雑誌でも研究を公刊している。 そののち精神科病院及び訪問看護ステーションでのフィールドワークを開始した。精神科病院では看護師と患者のコミュニケーションに注目し、参与観察とインタビューを繰り返し、現在データを分析中である。
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