がん医療では、がんを治すことやがんになってもより長生きできるようにするのみならず、病気によって生活の質(Quality of life: QOL)が損なわれないように患者さんをサポートすることも重要と考えられています。 この研究では、診断されたばかりの悪性リンパ腫または多発性骨髄腫という血液のがんの患者さんを対象に、診断時、1ヶ月後、12ヶ月後にQOLや様々な症状の程度を調べ、どのような要因が患者さんのQOLを規定しているかを調べました。その結果、抑うつや身体症状がQOL影響を及ぼしていることが明らかになりました。現在この結果をもとに、多職種協働ケアプログラムを開発しています。
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