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2014 年度 実績報告書

大規模災害時の被災者ケアにおけるICT(情報通信技術)の活用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24616013
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

宮川 祥子  慶應義塾大学, 看護学部, 准教授 (00338203)

研究分担者 金子 郁容  慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (70169564)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード被災者ケア / ICT / 情報共有 / 支援団体 / 情報技術 / 大規模災害
研究実績の概要

研究最終年度に当たる平成26年度は、これまでの研究成果を踏まえ、東日本大震災において被災者ケアを行っている支援団体への情報共有とICT活用に関する聞き取り調査、東日本大震災において復旧復興支援団体への中間支援を行っている団体への情報共有とICT活用に関する聞き取り調査、ICT企業・被災地支援団体・行政担当者への聞き取り調査および災害急性期・復旧期におけるICT支援のあり方に関する検討を行った。その結果から、1) 支援団体へのICT支援を専門的に行うチームのニーズが高い、2)ファイル共有・データベース構築・アクセスコントロール設定等、情報共有とプライバシー保護の両立に関するスキルへのニーズが高い、3) 効果的な情報共有を実現するためには、災害ボランティアセンター等の現地での情報ハブとなる機関への重点的なICT支援が効果的である、という知見が得られた。

また、被災者ケアを中心とする災害急性期・復旧期におけるICT支援を実現するためのチームの設立に関する検討を行った。具体的には、組織体制、関係機関との協力関係の構築方法、チーム参加者のスキルアップトレーニングプログラムについて検討し、組織としての活動モデルを構築した。

さらに、平成26年度に分析を行った東日本大震災被災地支援活動における情報共有とICT活用に関する調査の報告書を発行した。また、調査結果について国際会議および国連防災世界会議パブリックフォーラムでの発表を行った。ICT支援チームの設立に関する検討結果についても、同様に国連防災世界会議パブリックフォーラムにおいて発表を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ICT Utilization in the Great Tohoku Earthquake2014

    • 著者名/発表者名
      Shoko Miyagawa
    • 学会等名
      The 24th World Conference on Disaster Management
    • 発表場所
      Toronto, Canada
    • 年月日
      2014-06-16 – 2014-06-18

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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