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2014 年度 実績報告書

人口減少下のルール地方6都市における土地利用の計画と転換に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24618001
研究機関福島大学

研究代表者

阿部 成治  福島大学, 人間発達文化学類, 特任教授 (50044566)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードドイツ / 人口減少 / 跡地利用 / 土地利用計画 / 住宅建設 / スクラップ不動産 / 内部開発 / コンパクト都市
研究実績の概要

本研究の基礎は、ルール6都市における「人口減少まちづくりに関連した新聞記事」の収集である。最終年度においても、この情報収集作業を継続し、5千件強の新聞記事を追加収集した。収集記事は、ダウンロードの後、都市毎に分けた上で分類整理して見出しファイルを作成し、必要な記事を迅速に見出せるようにしている。
・こうして分類した新聞記事のうち、研究に重要だと思われる事項について、日本語への翻訳を進めた。今年度は、スクラップ不動産と、ドルトムントにおけるBプラン策定に関連するものを重点に進めている。
・以上の作業を基礎に、ポイントとなる事例を抜き出し、対象6都市の現地視察を行った。新聞記事をもとに視察箇所を設定し、1日に10箇所前後のペースで、7日半を費やした。
・人口減少が進行しているルール地方では、不動産の空家や老朽化が「スクラップ不動産」として問題になっている例がいくつかある。そこで、これらスクラップ不動産に関する情報を整理し、経過や行われた対策、その限界についてまとめた。この結果は、「ルール地方におけるスクラップ不動産の現状と対策 - 人口減少地域における住宅建築の空家化と老朽化の進行」として、平成26年度日本建築学会大会学術講演会で発表した。
・ドイツのまちづくりは、Fプラン(土地利用計画)とBプランという二段階の建設誘導計画によって進められており、策定開始、住民参加と発効の際には告示が行われる。そこで、この告示を利用し、ドルトムントに関して、2004 年末に新Fプランが発効した後の10年間である2005~2014年のBプラン策定の進行を分析した。分析の重点は、策定手続きの種類と特性、Bプランの成立状況、公的な住民参加手続き、Fプランからの展開、およびプロジェクト型Bプランである。成果を、平成27年度日本建築学会大会学術講演会で発表する予定にしている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2015 2014 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] ドルトムントにおけるBプラン策定による内部開発の進展2015

    • 著者名/発表者名
      阿部成治
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      東海大学(平塚市)
    • 年月日
      2015-09-04 – 2015-09-06
  • [学会発表] ルール地方におけるスクラップ不動産の現状と対策2014

    • 著者名/発表者名
      阿部成治
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      神戸大学(神戸市)
    • 年月日
      2014-09-14
  • [備考] ルール地方よもやま通信

    • URL

      http://comej.blog76.fc2.com/

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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