近年、自然災害の被災集落を対象に、宅地としての利用の歴史や、被害の詳細、・避難の状況を確かめ、特に公共空間の被害軽減のための役割を調べ、その認識を高める住教育教材の開発を行った。 古くからの信仰の対象であり、誰もがアクセスできる神社が安全で、集落に古くから立地する住居(おおよそ江戸中期ごろまでに居住が始まった場所)での被害が、殆ど見られない集落が複数確認できた。また発災時には、行事、生業、遊びで利用したことのある場所への避難が確認された。 集落などの微地形を読み解く教材を作成し、安全な場所に公共的な空間や通路が存在することなどを確認し、シティズンシップ力を高める住環境教育教材を作成した。
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