現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
田口自身が夏以降体調を崩したため、9月に予定していた国際学会での発表を急遽取りやめる等のアクシデントがあり、学会発表や論文化が当初予定したより遅れている。しかし、溶媒抽出表面分析法そのものの組織切片への適用は順調に進んできており、糖尿病や高血圧発症モデルラットへの解析応用も有効であることが確認出来ている。 今年度はアルツハイマー発症モデル細胞におけるガングリオシドの解析(Neurosci.Lett., 2012)、C型肝炎ウイルスの複製におけるスフィンゴ脂質の解析(ProS Pathog.,2012)、ホスファチジルイノシトールのアシル基リモデリングの解析(Mol.Biol.Cell,2012)、ハムスター拡張心筋症モデルの脂質代謝解析(J.Mol.Cell Cardiol.,2013)、グロボ系糖脂質によるT細胞レセプター制御の解析(Pro.Natl.Acad.Sci.USA,2013)、脂質メディエータープロテクチンD1のインフルエンザに対する効果の解析(Cell,2013)等について共同論文の形で、リピドミクスの成果を報告した。
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