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標的化合物を選択的にイオン化させるプローブを目指し、２つのモデル研究を行った。ひとつはMALDI-MSを念頭にして標的化合物にマトリックスを直接結合させて、イオン化効率が上がることを検討した。もう一つはホスト・ゲスト相互作用を利用し非共有結合で選択的に相互作用する化合物のイオン化効率を上げることを検討した。
２－アントラセンカルボン酸とサブスタンスPを結合させMALDI-MS測定でそれ自身でもイオン化した。アミノ・シクロデキストリンとセサミンを相互作用させESI-MSでイオン化させると、セサミンが分解せずにその複合体を観測することができた。
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