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2014 年度 実績報告書

ゼブラフィッシュの骨格筋に対する微重力環境の影響

研究課題

研究課題/領域番号 24620005
研究機関京都大学

研究代表者

佐藤 文規  京都大学, 健康長寿社会の総合医療開発ユニット, 特定助教 (10588263)

研究分担者 瀬原 淳子  京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (60209038)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード微重力環境 / ゼブラフィッシュ / 骨格筋 / トランスクリプトーム解析
研究実績の概要

ゼブラフィッシュを用いた微重力環境飼育実験を実施した。2014年 9月26日にソユーズTMA-14M宇宙船(40S)にて第41次/第42次長期滞在クルーとともにカザフスタン・バイコヌール宇宙基地より打ち上げ、国際宇宙ステーション/「きぼう」日本実験棟に設置されている水棲生物実験装置での飼育実験を開始した。一部のゼブラフィッシュは軌道上でサンプリングを行い、2014年11月10日TMA-13M宇宙船(39S)にて第40次/第41次長期滞在クルーとともに6個体のゼブラフィッシュがカザフスタンの草原に帰還した。その後、モスクワ/IBMPおよびつくば/JAXAでの帰還後継続飼育実験を開始し、2014年12月13日に最後のゼブラフィッシュのサンプリングを実施し、ゼブラフィッシュ宇宙滞在実験のサンプルリングを全て終了した。また地上対照実験に関しても既に全てのサンプリングが終了している。
サンプルとして、打ち上げ2日後、打ち上げ34日後、45日間の微重力環境での飼育した後地上帰還2日後、地上帰還33日後のゼブラフィッシュを得ることができ、これらのゼブラフィッシュの骨格筋組織からtotalRNAを抽出し、次世代シーケンサーを用いたトランスクリプトーム解析を実施した。これまでに実施した筋収縮抑制実験や加齢実験で変動が確認されていた遺伝子群と共通な遺伝子群だけでなく、微重力環境に特異な遺伝子群の変動が明らかになり、これらの遺伝子群に関してさらに解析を進めている。
飼育期間中は動画撮影を定期的に行っており、ゼブラフィッシュの姿勢制御変化や運動量変化の解析も検討している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Roles of ADAM8 in elimination of injured muscle fibers prior to skeletal muscle regeneration2015

    • 著者名/発表者名
      Nishimura D, Sakai H, Sato T, Sato F, Nishimura S, Toyama-Sorimachi N, Bartsch JW, Sehara-Fujisawa A.
    • 雑誌名

      Mechanisms of Development

      巻: 135 ページ: 58-67

    • DOI

      10.1016/j.mod.2014.12.001.

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2016-06-01  

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