研究課題
国際宇宙ステーションに日本の実験棟「きぼう」が建設され、火星探査、月面開発など人類が活動する可能性が高くなった。しかし、宇宙は放射線が錯綜する空間であり、長期的な滞在による宇宙放射線被曝の影響は大きいと考えられる。申請者は、2013年、国際宇宙ステーションに、マウスES細胞を凍結状態で打ち上げ、‐95℃の冷凍庫に長期間保存している。実験開始後1年後のサンプルを地上に回収したので、それらを融解し、生存率、コロニー形成能、染色体異常について解析した。その結果、地上対照群と比較して、予備的ではあるが、差はみられないことが分かった。さらに、解析の数を増加させ、宇宙放射線の哺乳動物に対するリスクを評価し、宇宙飛行士などの安全をはかる。
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