研究課題/領域番号 |
24621009
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
宮本 雅之 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (00265331)
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研究分担者 |
宮本 智之 獨協医科大学, 医学部, 教授 (40296174)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 脳神経疾患 / 睡眠医学 / 内科 |
研究概要 |
申請者が、2009年から2010年にかけて施行した、特発性レム睡眠行動異常症におけるFMT-PETを用いた黒質線条体ドパミン神経機能の横断的研究(Miyamoto M, Miyamoto T, et al. Sleep Med 2012; 13(1): 102-106)で対象となったとなった特発性レム睡眠行動異常症の患者および健常対照者を対象にフォローアップのFMT-PET検査を施行するとともに、研究の症例数を追加するために新規に50~75歳の特発性レム睡眠行動異常症の患者を対象に研究開始時(ベースライン)のFMT-PET検査を施行した。FMT-PET検査は平成25年3月までに総数25症例施行し、経年的変化をみるためのデータの収集および解析を進めた。新規に研究に参加した特発性レム睡眠行動異常症の患者に対しては、同症の確定診断のために睡眠ポリグラフ検査を施行した。また、ベースラインの神経機能の評価のため、それぞれ、認知機能はMini-Mental State Examination(MMSE)、運動機能はUnified Parkinson's Disease Rating Scale(UPDRS part III)、嗅覚識別能検査はカード型の嗅覚同定検査、色彩識別力検査はFarnsworth-Munsell 100 Hue Test、心臓交感神経機能はMIBG心筋シンチグラム検査を施行し、臨床的背景因子に関するデータの収集も行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究の開始が平成24年10月であり研究の開始が当初の計画よりも数か月遅れたが、研究開始後は、FMT-PET検査も予定通りに遂行され、その後の研究の進行状況は概ね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度以降は、ベースラインのデータを取得した特発性レム睡眠行動異常症の患者および健常対象者を中心にフォローアップのFMT-PET検査を施行し、フォローアップのデータの収集と解析を行うとともに両者間の経年的な差異について評価し、中間の研究成果をまとめる。
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次年度の研究費の使用計画 |
FMT-PET検査の費用を中心に、嗅覚同定検査用のキット、研究成果の中間発表のための学会への出張時の旅費、英語論文を作成の際の英文校閲料への使用を予定している。
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