25年度に開発したアルゴリズムに対して、並列計算をしてさらに高速化する方法を開発した。本研究で開発したアルゴリズムは、入力された部材リストを長部材と短部材に分け、長部材の方について厳密解法で最適なカット方法を求めた後、短部材を近似解法で挿入するというものであるが、このうち前半の長部材に対する厳密解法の部分が時間がかかる。この部分に対する並列アルゴリズムを開発したことで、速度の飛躍的な向上を果たした。 これに加えて、アルゴリズムの更なる簡素化に取り組んだ。並列アルゴリズムを導入したことによってアルゴリズムが多少複雑化したが、精度や速度を極力下げることなく、単純化することに成功した。
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