インターネット上の情報はソースデータそのままのものから途中経路で様々な加工が施された情報まで混在している。そのため情報の利用者が情報の有効性を判断しやすいようにソースから利用者までの間でどのような加工がされたかトレース出来るようこれまで検討を行ってきた。検討の過程で情報によってはトレーサビリティを確保することでプライバシーの問題が発生する場合があることがわかり、情報のトレーサビリティ技術と匿名性技術を並行して検討した。 情報のトレーサビリティ技術の基礎的な検討として情報に対して付与する固定IDと状況に合わせて変化する名前の対応付けに関して検討を行った。 またビッグデータには個人情報が断片的に含まれておりトレーサビリティを確保するために情報を繋ぎ合わせることで個人が特定出来る場合がある。そのためビッグデータに含まれる個人情報に関する匿名化の指標の検討を行った。
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