水で満たされた密閉容器内の圧力を下げ,近赤外レーザをレンズで集光し,局所的に加熱した.その結果,任意の位置に気泡が生成できることが確認できた.生成した気泡の表面は,可視光を拡散反射され,スクリーンの役割を果たした.より高精細な立体像を得るため,高出力のレーザ発信器(出力3kW)にて実験したところ,毎秒300個の気泡を生成できることが実験から確かめらた.現段階では,レーザの集光位置を毎秒300ヶ所に変更できるレーザ走査(スキャニング)装置は実現していない.レーザ走査装置を導入することで,毎秒300画素の立体像が得られることが期待される.
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