「気づき」は行動変容に重要な比較的小さな情動変化を伴う主観的現象として知られている。本研究の目的は「気づき」が創造的行動の初期に作用するか否かそしてどのように創造過程に効果するかを脳機能イメージングにより客観的に明らかにすることである。本研究は3部分により構成され、1)気づきの瞬間の前後の音色の変化を客観的な測定、2)気づきの前後で語られる言葉のテキスト情報の達成率の検討、3)気づきの時点での大脳賦活化部位、関連が測定、評価できるか否か、からなる。 1)で音声変化客観的評価の可能性が示唆され、2)は現時点で計測および解析中であり、3)ではイメージング中の後頭葉賦活化の測定可能性が示唆された。
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