コンディショナルノックアウトマウスを用いた脳機能解析においては、使用するCre等のドライバーマウスの発現時期や細胞種選択性が研究の質を決める要素となる。本研究の目的は、新規マルチタスクカセットを開発し、内在性遺伝子発現に影響を及ぼすことなく特定の細胞特異的にドライバー遺伝子を発現できるマウスを作製することである。このカセットは様々な機能を持ち、一度作出すると多目的に利用することが可能である。このことは、マウス作製にかかる労力、経費に対する効果が飛躍的に向上し、研究の効率化に寄与することができる。
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