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2012 年度 実施状況報告書

生体脳深部線維連絡蛍光イメージングの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24650225
研究機関独立行政法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

一戸 紀孝  独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 微細構造研究部, 部長 (00250598)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード生体内線維連絡可視化法 / 蛍光トレーサー / 脳深部イメージング / コレラトキシン
研究概要

これまで、我々は可視光の蛍光物質Alexa 555を効率の高い逆行性トレーサー・CTBを結合させたものを用いて、蛍光実体顕微鏡を用いて脳表から生体内での線維連絡を可視化する手法を開発し、電気生理学とウィルスベクターの組み合わせを用いて、神経回路における情報変換研究に用いてきた。本研究では、in vivo蛍光・定量トモグラフィ装置を用いて、組織透過性の高い遠赤外線の蛍光色素Alexa 750をトレーサーに結合させ、マウス、ラット、マーモセットまで使用できる生体脳での脳深部を含む全脳結合の可視化を生体内で可能にする手法の開発を目的とする。この手法開発により、感覚情報処理により関わる脳表から見える大脳皮質と、そこで生成された情報を情動やモチベーションに変換するシステムを脳結合に基づいて研究することを可能とし、これまで謎であった、このシステムの動作原理に道を開く重要な手法となると考えられる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

脳表の実験では、CTB-Alexa555で行っているが、脳深部は、さらにS/N比が高いより周波数の短い自家蛍光のないラベルが必要であとかんがえ、CTB-Alexa747を試すと、トレーサーの視認性が格段に上がり、DAB化した結果と近くなった。実験は順調に進行している。

今後の研究の推進方策

視認されたトレーサーをMRIを用いて、x,y,z空間にアラインして、電気生理や薬物注入出来るようにしなければならない。このために、トレーサーを用いた実験が必要である。

次年度の研究費の使用計画

CTB-Alexa 747 x 10 参考までに、CTB-Alexa 812 x10を用いて、視認性を上げる、合計1,000,000円。
これらをDAB可視化する薬物、グラスウェア、プラスティックウェアが500,000円。合計
1,500,000円必要である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Distinct feedforward and intrinsic neurons in posterior inferotemporal cortex revealed by in vivo connection imaging.2012

    • 著者名/発表者名
      Noritaka Ichinohe
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 2 ページ: 934

    • DOI

      10.1038/srep00934.

    • 査読あり
  • [備考] 物体を認識する脳内神経伝達メカニズムを解明

    • URL

      http://www.ncnp.go.jp/press/press_release121207.html

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公開日: 2014-07-24  

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