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2013 年度 実績報告書

マウスES細胞の維持に必須な遺伝子群の網羅的探索

研究課題

研究課題/領域番号 24650236
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

堀江 恭二  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30333446)

キーワードES細胞 / ハプロイド / ベクター
研究概要

ES細胞は、無限の自己複製能と、様々な細胞系譜へ分化するための未分化性という、2つの特徴を有す。ES細胞を再生医療へ応用するには、この2つの特性を制御する遺伝子群についての詳細な解析が必要である。本研究では、近年報告されたハプロイドのマウスES細胞に対して、我々が長年に渡って用いて来た遺伝子トラップ法を適用することで、ES細胞の自己複製と未分化性維持に必須な遺伝子の網羅的スクリーニング法の開発を試みた。
(1)ハプロイドES細胞の培養条件:ハプロイドES細胞は培養過程で自然にディプロイド化するため、細胞を継代する過程で、FACS解析で核型をモニターしながら、定期的にハプロイド細胞をHoechst33342で染色し、ソーティングする必要がある。染色による細胞毒性を最小限に抑え、かつ、純度の高いハプロイドES細胞を回収するための条件を設定した。
(2)遺伝子トラップベクターの開発:Cre依存的に遺伝子トラップのユニットが反転して遺伝子を破壊できるベクターを作製した。反転が十分になされるためのCreの活性化条件を設定した。遺伝子トラップベクターを効率的にゲノムへ挿入するためのトランスフェクションの条件も設定した。
(3)FACSにより回収したハプロイドES細胞へ遺伝子トラップベクターを導入した。ベクター挿入部位を決定し、かつ、挿入部位の遺伝子型をPCRで解析することにより、野生型のアレルが消滅していることを証明した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] レトロウィルスおよびトランスポゾンベクターのゲノムワイドな挿入部位解析2013

    • 著者名/発表者名
      吉田純子、竹田潤二、堀江恭二
    • 学会等名
      第36回日本分子生物学会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      20131203-20131206
  • [学会発表] Genome-wide comparative analyses of retroviral and DNA-type transposon vector integration sites in mouse embryonic stem cells : Implication for reprogramming study.2013

    • 著者名/発表者名
      Yoshida J, Horie K.
    • 学会等名
      11th Annual Meeting of International Society for Stem Cell Research
    • 発表場所
      Boston, USA
    • 年月日
      20130612-20130615

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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