研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究課題では、モデル動物がない為に解析が遅れている染色体異常疾患において、CRE/loxPシステムとトランスポゾンを用いてモデル動物を作製する手法の確立を試みた。即ち、相同染色体上の異なる遺伝子座にLoxP配列を挿入し、それらをCRE 組換え酵素を用いてトランスに組換えることにより染色体部分重複、部分欠損マウスの作製を行った。また、モデルマウスの表現型を詳細、かつ網羅的に解析する為にμ-CTを用いた解析手法を開発した。その結果、モデル動物作製、及びμ-CTによる表現型解析法の基盤を構築することができた。これらの成果は、今後の染色体疾患解析に貢献できるものと考えられる。
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