研究課題
挑戦的萌芽研究
ナノ粒子を薬剤輸送材料として用いる試みは多いが、粒子が最終的に細胞内に蓄積、あるいは細胞外に排出される過程を定量的に調べた研究は少ない。加えて、ナノ粒子表面の化学構造がそれらの過程にどのような影響を及ぼすのかについては未解決の課題である。本研究では、生体直交性反応を基盤とする表面化学構造変換を細胞内で試み、その後のナノ粒子の細胞内挙動を経時的・定量的に調べた。その結果、細胞内で粒子表面に特定器官指向性分子を結合することにより、その局在を制御できることが明らかとなった。
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Bioconjugate Chem
巻: 24 ページ: 1435-1444