研究実績の概要 |
ランダムノイズ微振動を利用した機械的全身性刺激(rWBV)および間欠的副甲状腺ホルモン(PTH)投与の併用による骨粗鬆症治療への相乗効果について実験的検討を行っ た.9週齢時に卵巣を摘除したマウス対し,根二乗平均加速度0.3g,45-100Hzのホワイトノイズ様の加速度を1日あたり20分間および振動負荷前にPTHを与え(30μg/kg/日,皮下投与),18日後に脛骨を採取した.また,比較群として,rWBVのみ,PTHのみ,0.3g, 45Hzの正弦振動負荷(WBV)のみ,WBVおよびPTHを与える群、さらに通常飼育群について試料を採取した.各試料について,海綿骨と皮質骨によるCT計測,さらに皮質骨についてはナノインデンテーション試験による骨材料力学試験を行った.その結果,rWBVは特に皮質骨の厚さおよび硬さを増加させる効果を示した.
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